憑依霊が出てくるまでの支離滅裂な行動。見えない何かに評価してもらう為文明の利器は使わないと決心する。僕のスピ体験4

(自分の周りで何か巨大な意識・権力が存在していて
僕に何かを語ろうとしているという妄想に苛まれていた頃)

見えない「その存在」はどうすれば出てきてくれるのか?

頭がパンパンになるまで考えました。

何かを実行すれば「答え」を誰かが教えてくれるような気がして色々と行動するのですが、

当然誰も何も教えてくれるということはなく、悶々とした思いで右往左往する日々でした。

その当時、僕は大阪で一人暮らしを始めました。

そこで新聞配達のアルバイトをしていましたが、すぐに辞めました。

しかしまた気が変わってすぐに辞めた新聞屋さん「もう一度働かせてください。」と直談判で話をしにいった次の日の出勤日に無断欠勤をしたりしました。

またある日は「ようし!これから一生、車や電車など文明の利器を使わないで生活しよう!やってみせる!」

と思いたち大阪から奈良県の実家まで約70キロの道のりを歩いて帰ろうと決意しました。

見えない何者かに自分の決心を証明するため、自分の運転免許証を辞めた新聞屋さんの前の道路にこれ見よがしに落としてアピールしたりしました。

そのまま運転免許証を捨てようと決意していましたが、立ち去る時に父親の顔が浮かんできて申し訳なく思い、やっぱり拾いました。

その時の所持金の全てを部屋中にばら撒きドアの鍵をかけずに出発しました。

なぜドアの鍵をかけなかったかと言うと「鍵をかけないことが鍵をかけることなのだ!」と確信していたからです。

そして「これからは金は使わない!金は文明の利器だから使わないのだ!」と心に決めて出発したので無一文でした。

文明の利器を使わずに生活したら、何かをしている何者かが評価してくれて

出てきて「答え」を教えてくれるかもしれない、という思い込みに囚われていたのです。

70キロの道のりはなかなか遠く朝に出発しましたが、夜になってもたどり着かず、実家まであと10キロくらいで力尽きて、

あるガソリンスタンドで電話を借りて姉に車で迎えに来てもらったりしました。

ガソリンスタンドの店員のおじさんに大阪から歩いてきたと事情を話すと哀れんでくれて

「わしもいつどこでどないなるか解らんから…」とクリームパンを恵んでもらったことを覚えています。

僕は朝から何も食べておらず恥も外聞もなくクリームパンをむさぼるように食べたのでした。

しかもその次の日には家族に何も言わずに大阪に電車で戻ったりしました。

鍵をかけずにお金をまき散らして出てきた部屋が今度は急に心配になったからです。

またある時は

「自分が今まで出会ってきた全ての人に一人一人お会いして一人ずつ謝っていこう、

謝って謝って謝り続けよう。これからの人生は謝罪の旅に費やそう。」と考えたりもしました。

これも全ての人に謝り尽くしたら「答え」を教えてくれるかも知れないと思っていたのでした。

このように「解らない」ことを解ろうとして色んなことを試みるのですが、全て空回りに終わるのでした。

その当時ある人に

「悪いことをすれば必ず自分に返ってくる」

と言われて妙に印象に残っていましたが、ある日何か解らない恐怖心に苛まれてある妄想に囚われました。

その妄想というのは(汚い話になり申し訳ありませんが)自分の部屋に今まで自分がやってきた大小便がトイレから逆流して

全て戻ってくるのではないか?という妄想です。

部屋に帰ったら自分の部屋が自分の大小便で一杯になっているのを想像して恐ろしくてビクビクしていました。

「自分はなんと申し訳ないことをしてきたのだろう」と恐ろしくなり

「これ以上このトイレを使うわけにはいかない」と思って

目の前にトイレがあるのにわざわざ近くのコンビニや公衆トイレで用を足しに行ったりしました。

「悪いことをすれば必ず自分に返ってくる」

とは勿論こういう意味ではありませんが、当時の僕は

「では一体どうすればいいのか?」と真剣に頭を抱えていました。

今から考えると下ネタ好きの低級霊(僕のこと?)に翻弄されていたのかも知れません。

今では笑い話のようですが、当時は真剣に見えない何かと戦って
クタクタになっていました。

(つづく)

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