車に自転車を詰め込んで服がドロドロになったという妻の話

先日、僕の妻が車に自転車を詰め込んで、服がドロドロになったそうなんです。

僕もその話を聞いた時は「えっ?車に自転車って入るんかな?」って思いました。
車と行っても妻のお父さんの車です。小型車なんですけども。

あの車に妻のママチャリが入るんかなと。

妻によると「何とか入った」らしいんですけども。

というか何でそんなことになったのかと言いますとですね。

僕の妻は保育士をしているんですけども。
先日、研修があったそうなんですね。

その日は、僕は仕事で出ていましたので、お義父さんが僕ら夫婦の子育ての手伝いに来てくれていたんです。

まあ、妻の実家の近くに僕らのマンション借りてすんでるんですけども。
お義父さんもよく来てくれはるわけです。

お義父さんはルンちゃんという僕らの2歳の娘を保育園に車で送ってくれたり、

妻を仕事場の保育園まで車で送ってくれはったりしてくれているんですね。

僕が仕事でいてない時は実の娘である僕の妻を色々と助けるため、
僕らのマンションによく来てくれているんです。

その日もお義父さんが来てくれてたんですけども。

いつもはルンちゃんと妻を車に乗せて、
まずルンちゃんの保育園まで送って、
その足で妻を妻の勤務先の保育園まで送るというのが
お義父さんの日課になってましてですね。

ただいつものことなんですが僕の妻は朝出るのが遅いんですね。

もう時間ギリギリまで化粧したり、なんか出る直前までオハギとか食べたりしてるんです。

もうちょっと早く起きて、落ち着いて出勤の準備をすればいいんですけども、いつもギリギリなんです。
ギリギリすぎて食べてる時間がないからラップに包んだオハギとかを食べながら着替えたりしてるんですね。

妻が出て行った後にはあんこの付いたラップやコーヒーカップとかが洗濯機の上に
無造作にワチャーっと残されているわけです。

いつも洗濯機の前で着替えてますから。

 

その日は研修の日なんでちょっと早めに出る予定だったみたいですが

また出る時間がギリギリになってしもてですね。

しかもその日は研修の日やからちょっと遠いとこまでいかなあかんわけです。

研修の場所まで自転車で25分くらいのところだったそうです。

自転車で25分というのはちょっと距離がありますわな。

その日もお義父さんが妻のヘルプに来てくれてましたので

「お父さん。車で送ってよ。もう間に合わへんわ」ってなってですね。

研修の場所まで車で行くのはいいけど、

帰る時に歩いて帰るのは大変じゃないですか。

自転車で25分くらいの距離ですから。

そこで妻は咄嗟に思い付いたらしいんですね。

「そうや。行きは車に自転車を積んで現地まで運んで、

帰りは自転車に乗って帰ってこよう」と。

自転車で25分くらいですから、歩いたら50分くらいですかね。

歩いて帰るのは大変やから「お父さん。車に自転車積んでよ!」ってなったわけです。

言われたお義父さんも、かわいそうに考える暇もないわけです。

妻は時間ギリギリで切羽詰まってますから。

「自転車なんか車に入るかなあ?」言いながら半信半疑で言われるがまま

車に自転車を積み込んだみたいです。

でもお義父さんの車はスズキのソリオという小型車でしてね。

妻のママチャリなんて簡単には入らんわけです。

座席を倒して後ろから入れようとしたけど入らないから

後部座席のドアから強引に自転車を押し込んでですね。

ちょうど車の中を斜めに自転車が陣取るみたいになってですね。

でもドアを閉めようとすると自転車のハンドルとか後輪のスタンドとか端々がですね

どこかが飛び出してしまってドアが上手く閉まらないんですね。

ドアはスライドドアの自動で閉まるドアなんでどこかで当たってしまうわけです。

うまく閉まらなかったりすると

「ウイーン、ガチャン。ウイーン、ガチャン」と開いたり閉まったりするわけです。

「あこが当たってるわ。」

「今度はそこが当たってるわ。」言いながらですね。

なかなか閉まらんかったみたいです。

時間のない朝で

ただでさえ朝の急いでる時に、もうバタバタしすぎですわな。

二人とも出発するまでに汗だくになってしもてですね。

娘のルンちゃんはそんな二人の様子をどんな表情で見てたんでしょうな。

たぶん怪訝な表情だったんじゃないかなと思うんですけどね。

眉間にしわを寄せて。

まあ、自転車は強引に何とか入ったらいしいんですが。

強引に自転車を入れたもんですから、

お義父さんも妻も乗るスペースを自転車に取られてしもてですね。

お義父さんは自転車のハンドルが顔面にあたりそうな格好でですね。

ハンドルを避ける様にして姿勢を斜めにひねりながら運転してしていたらしいんですね。

「お前はホンマにいいい~」とお義父さんに怒られながら。

妻もルンちゃんを自転車から守るように不自然な体勢で抱きながら、出発したそうです。

ほんで、なんとかルンちゃんの保育園まで着いてですね。

ルンちゃんを保育園に預けたんですが、

もうその時点で自転車のドロとか油が服に着いて妻はドロドロだったそうです。

保育士さんに「ルンちゃんのお母さん、えらい汚れてはるけどどうしはったんやろ」と思われたんじゃないですかね。

汗もびちゃびちゃにかいてるしですね。

「えらいやつれてはるけど、どないしはったんやろ」と。

妻もその時点で「めっちゃ恥ずかしかった」らしいんですけども。

それから妻はまた車に乗っていよいよその日の研修の場所まで行ったらしいんです。

一緒に研修に行く妻の同僚の保育士さん2人と

研修現場近くのあるコンビニで待ち合わせしてたらしいんですが。

その待ち合わせのコンビニまで何とか時間内に着いたんですけども。

今度は車から自転車を引っ張りだすのに四苦八苦してしもてですね。

ここでも二人は汗だくですわ。

自転車を車に入れる時も大変でしたけど、

出すときも同じですわな。

それを同僚の保育士さんに見られてたらしいんですが。

「あれ、かな(妻の名前)先生ちゃうの」言われてたみたいで。

「何してはんのかな」と。

「何で車から自転車を出そうとしてはんのやろ」みたいな。

 

汗だくのお義父さんも見られてしもてですね。

「あの人は誰なんやろ」と。

コンビニの駐車場で。

しかも養生もなしに自転車をそのまま詰め込んだもんですから

自転車の泥とか油とかがシートや服についてしもてですね。

ふいても取れへん汚れなわけです。

その日の妻は白のズボンを着てたらしいんですが、

研修中も一日中ドロドロのままですわな。

「めっちゃ恥ずかしかった」て言うてましたね。

車の中もドロドロでですね。

お義父さんも家に帰って「あいつはホンマにー。あいつはー。あいつはー」とずっと怒ってたそうです。

妻にとってこういうことはよくある事なんですけど。今回ばかりはお義父さんもずーっと怒ってたそうです。

「あいつはー」言うて。

妻のお母さんが

「あんたええ加減にしいや。お父さんな。あの日ずっと怒ってたんやで。ずーっと。」

て言うてたみたいです。

今年の初めにですね。僕は妻に「かなちゃん。今年の目標はバタバタしないことな」って言うたんですけどね。

全然バタバタが治まる気配がないんです。

バタバタしすぎですわな。

まあそれはそうとですね。

入りそうかもと思ったとしても車に自転車はそう簡単には入りませんのでご注意いただけたらと思います。